【教えて】確定申告前になって疑問が…ローンの場合の計上は?

Q今年初めて確定申告をします。個人事業主で従業員はいません。確定申告しなければならないとも思っていなかったのですが、在宅での仕事の場合、市町村税はどのように計算するのか?なんて考えていたら、自分は個人事業主になることが遅ればせながら理解でき、慌てて確定申告の準備に入りました。それで、だいたいはわかったのですが、材料を揃えるための資金を消費者金融のカードローンで調達しました。これって事業に関することだから何がしかに入りますよね?計上の仕方はどうなるのでしょうか。経費として落とせたら嬉しいのですが…。

Aどーしてカードローンで借りたのですか?と言ってもしょうがないか。人それぞれ理由はありますよね。ローンの返済は毎月の必要経費にはならないね。経費的に落としたい気持ちはよーくわかるけど残念だったね。必要経費として落とせるのは金利手数料の部分だけでーす。お宅みたいにローンで材料を購入しても、購入したものを必要経費にできるのはその”モノ”を取得して、さらに事業に使用するものとして使い始めた日なんだな。同じように材料のための借入だけど、お金を借りるためのローンと材料を購入してローンを組むのとでは話が違うんだな。

銀行類の借入は”借入金”となり、信販系の分割払いは”未払金”ということになる。同じようでもやっぱり違うんだよね。購入時に借方に消耗品費、貸方に未払金として、引落日に借方に未払金と利子割引料、貸方に普通預金という具合。仕分け方法はいろいろあるけど、自分がわかりやすい方法でいいと思うし、基本的なことって商工会議所で教えてくれたり、それ用のソフトでも便利にできるよ。どちらにしても最初の確定申告なら、未計上の経費が無いように気をつけてすすめてね~。

ローンの場合の計上は?確定申告での控除とは何か教えて下さい

Q.自営業をしております、30代の男です。昨年脱サラし、念願の飲食店を開店したのですが、この度初めての確定申告を迎え、少々悩みができました。サラリーマン時代からずっと自動車ローンを支払っているのですが、このローンは費用として計上できるのでしょうか?サラリーマン時代は確定申告といえば幾らかお金が戻ってくるもので、苦心しなければここまで搾取されるものだとは思っていませんでした。どうにか経費として落とせるものは落とし、出来る限り収益を増やしたいのですが…また、控除というものは単純に給与から差し引かれない額としか思っていなかったので、その辺りの説明も出来ればお願いします。

A.自動車ローンにおいて経費となるのは利息のみ!

自営業の方は、確定申告の時期になるとピリピリしちゃうわよね。税理士さんを雇ったり、相談しに行ったりするのが一番確実なんだけど、それにも費用がかかってしまうし、出来る限り自分で知識を蓄えておきたいもの。

結論から言えば、支払っている自動車ローンそのものは経費としては落ちないわ。これは「支払っている」のではなく「自動車という資産を手に入れるために返しているもの」だから、支出ではなくむしろ収益とも言えるわね。ただ、利息に関してはその資産に付加価値をもたらすものであり、純粋な原価ではないから経費として落とせるの。ちなみに自動車は固定資産であり、毎年減価償却によってすり減っていくから、その減価償却分が経費として計上できるわよ。

また、控除については、単純に説明してしまえば「収入から経費と税金を引いたもの」であり、この額が大きければ大きいほど支払うべき所得税が減るの。つまり経費と最低限の生活費以外に必要と認められた金額のことね。これは一種類だけではなくて、基礎控除から医療費控除など、要件に応じて様々なものに分かれるわ。ちゃんと調べれば「自分もこの控除が受けられるかも!」というものが幾つも出てくる可能性があるから、確定申告の前にしっかり見直すことをおススメするわ。